プロフィール

堀江謙一(ヨットマン/海洋冒険家)

1938年、大阪府生まれ。関西大学第一高等学校ヨット部に入部してヨットに出会う。
1962年、当時23歳のとき、世界初のヨットによる単独無寄港太平洋横断航海を達成。その後もさまざまな冒険に挑み、成功させている。現在も兵庫県の新西宮ヨットハーバーに愛艇を置き、ヨットを楽しむ。

ヨットマン/海洋冒険家の堀江謙一(83 歳)は、1962 年「マーメイド号」による単独無寄港太平洋横断(西宮港~サンフランシスコ)「太平洋ひとりぼっち」以来、数多くの航海を重ねてきました。1992~1993 年には、足漕ぎのヒューマンパワーボート「マーメイド号」でハワイ~沖縄間の単独無寄港太平洋横断航海、1996 年にはアルミ缶リサイクルのソーラーパワーボート「モルツマーメイド号」でエクアドルサリナス港~東京港間の単独無寄港太平洋横断航海を、1999 年にはビール樽リサイクルの「モルツマーメイドⅡ号」でサンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジから明石海峡大橋間の単独横断航海、そして「太平洋ひとりぼっち」から40 周年となる2002 年、「モルツマーメイドⅢ号」で“太平洋ひとりぼっち”の再現となる単独無寄港太平洋横断航海(新西宮ヨットハーバー~サンフランシスコ)を成し遂げ、2004 年には「サントリーマーメイド号」で単独無寄港世界一周(東周り2004~2005 年)を成功させ、ケープ・ホーン東西両周り単独無寄港世界一周の記録を打ち立てました。そして、2008 年には波浪推進船「サントリーマーメイドⅡ号」でハワイ・ホノルル~紀伊水道間の航海を達成しました。
2020 年7 月には、1962 年に初の太平洋単独横断の際に用いられた合板製キングフィッシャー型ヨット「マーメイド号」が、歴史的で学術的・技術的に価値のある船舟類として第4 回「ふね遺産」(Ship Heritage)に認定されました。

これまでの航海

●1962年:ヨット「マーメイド号」単独無寄港太平洋横断(94日)
●1973~1974年:ヨット「マーメイドⅢ号」単独無寄港世界一周(ホーン岬西周り275日)
●1978~1982年:ヨット「マーメイド号」縦回り地球世界一周航海
●1985年:ソーラーボート「シクリナーク号」で世界初のハワイ・ホノルル~父島間の単独無寄港太平洋横断航海
●1989年:全長2.8mの太平洋横断では世界最小の小型ヨット「マーメイド号」で単独無寄港太平洋横断(サンフランシスコ~西宮港)
●1992~1993年:足漕ぎ(ヒューマンパワー)ボート「マーメイド号」で単独無寄港太平洋横断航海(ハワイ・ホノルル~沖縄)
●1996年:アルミ缶リサイクルのソーラーパワーボート「モルツマーメイド号」で単独無寄港太平洋横断(エクアドルサリナス港~東京港)
●1999年:業務用ビール樽を利用したリサイクルヨット「モルツマーメイドⅡ号」で単独太平洋横断(サンフランシスコ~明石海峡大橋)
●2002年:ウィスキー貯蔵樽材、ペットボトルのリサイクル材を利用したヨット「モルツマーメイドⅢ号」で単独太平洋横断(新西宮ヨットハーバー~サンフランシスコ)
●2004~2005年:「サントリーマーメイド号」単独無寄港世界一周の航海(ホーン岬東周り250日)
●2008年:波浪推進船(カタマラン)「サントリーマーメイドⅡ号」で単独航海(ハワイ・ホノルル~紀伊水道)

著書

「太平洋ひとりぼっち」(ベネッセコーポレーション)(舵社)
「世界一周ひとりぼっち」(立風書房)
「妻と最後の冒険」(朝日新聞社)
「太陽で走った」(朝日新聞社)
「海を歩いて渡りたい」(TBSブリタニカ)
「海に賭けた」(ベネッセコーポレーション)
「ひとりぼっちの世界一周航海記」(理論社)

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